3D-Tool社 事例
インダストリー 3D/2D CAD表示、変換、コラボレーション・ソフトウェア



概要
彼らは、高いデータ変換品質と高速パフォーマンスを実現する3D InterOpを導入しました。
3D-Tool社は、スペイシャルが専門性が高く、信頼できるテクニカルサポートとドキュメントを提供し、新しいインターフェースの実装を簡単かつ迅速に実行できると判断しました。
ネイティブCADファイルを、一般的な3D変換形式に変換する機能を備えた新しい3D-NativeCAD Converterは、3D-Toolの使い勝手を新たな次元へと押し上げました。
ユーザーは、3D CADデータを自在に変換し、利用するCADプログラムで使用できるようになりました。

Throughout the entire implementation process the Spatial team turned out to be exactly the partner we expected.
会社概要
3D-Tool社は、プロフェッショナルで使い勝手が良く、費用対効果の高いCADビューアーと変換機能を提供します。
設計レビューを必要とする関係者、ユーザー、その他の人々との3D設計のコミュニケーションを目的とする幅広い機能を備えています。この製品には、異なるCADプログラム間でCADデータを交換するためのネイティブCAD変換オプションが含まれています。
ドイツのヘッデスハイムに位置する3D-Tool社は、2000年以来、CADデータのレビューの迅速化と単純化を支援してきました。その3D-Tool社の方針は、ユーザーのニーズに対応する最高の操作性と機能性を、手頃な価格で提供することです。
3D-Toolは、高価なCADソフトウェアやCADの知識がなくても、3Dモデルを表示・分析できるように設計されています。
過去10年間、この製品は純粋な3DビューアーからプロフェッショナルなCAD解析・コラボレーションツールへと進化し、3D形状をレビュー・解析するための数多くの機能を提供してきました。
測定ツール、動的断面図、分解図により、設計を詳細に可視化できます。高品質な表示と直感的なインターフェイスにより、干渉部品やその他の組み立てミスを簡単に確認できます。体積、サーフェス、抜き勾配、投影面積、肉厚に関する情報で機能を完成することが出来ます。

課題
ネイティブCAD形式へのアプリケーションの拡張
3D-Tool社はすでに約20種類の3Dおよび2D CADファイル形式を提供しており、各CADが3D-Toolのサポートする形式の少なくとも1つをエクスポートするため、あらゆるCADシステムで3D-Toolを使用することが可能でした。
しかし、CATIA V5やPro/Engineer®のようなメジャーなCADプログラムから3Dモデルを直接レビューするために利用できる、ネイティブ形式のインターフェースはありませんでした。場合によってはSTEPやIGESのような3D変換形式を使用する必要があったため、3D-Toolの使い勝手が制限される状況が有りました。
特に小規模な企業では、CADシステムにアクセスできないことがあり、レビューするCADデータに手を加えることが出来ないことが有ります。例えば、自動車業界ではCATIA V5などです。
また、CADシステムがあったとしても、CADのライセンス数は限られており、変換フォーマットへの変換には時間がかかり、経験も必要になることが多くあります。さらに、すべてのCADプログラムが他のCADプログラムのネイティブファイルをインポートできるわけではありません。また、そのようなインターフェイスがあったとしても、かなり高価です。
3D-Tool社は、3D-Tool Viewerの機能をCATIA V5やPro/EなどのネイティブCADフォーマットに拡張し、変換の必要なくネイティブCADファイルを表示できるようにする方法を模索していました。
この機能により、ユーザーはネイティブCADファイルを、利用しているCADプログラムでサポートされているファイル形式に変換できるようになります。ユーザーにとってコスト高にならないように、これを実現することが不可欠でした。



解決策
3D-Tool社のチームは、ネイティブCADの表示と変換のニーズに対していくつかの選択肢を評価した後、この機能を実現するためにスペイシャル3D InterOpコンポーネントを選択しました。
この決断は、様々な要因に基づいています。テストでは、高い変換品質と高速パフォーマンスが実証されました。加えて、チームは、スペイシャルが、専門性が高く信頼できる技術サポートとドキュメントを提供しているため、新しいインターフェースの実装を簡単かつ迅速に実行できると判断しました。
「同様に重要だったのは、スペイシャルがライセンスとコスト構造を提供していることで、当社の既存のライセンスモデルや、新製品の適正な目標価格に関する当社の考えに適合していたことです」と、3D-Tool社、カスタマー・サポートのFrank Nagel氏は述べています。
3D InterOpコンポーネントの導入は、わずか4ヶ月で順調に完了しました。「導入プロセス全体を通して、スペイシャルチームは我々が期待していたパートナーであることが判明しました」とNagel氏は付け加えました。
新製品名は3D-Tool Premium Versionで、3D-Tool CAD-ViewerとCATIA V5、CATIA V4、Pro/E、Autodesk Inventor®のネイティブ・インターフェース、更に18の追加3D、および2D CADインターフェースを備えています。
この製品には、CATIA V5/V4、Pro/E、Inventor、STEP、IGES、VDA、SATをCATIA V5/V4、STEP、IGES、VDA、SAT、STLに変換する3D-NativeCAD Converterも含まれています。



結果
CATIA V5/V4、Pro/E、またはAutodesk Inventorを使用しているユーザーは、3D-Tool Viewerを使用して、これらのプログラムから部品やアセンブリを直接表示し、分析することができます。これによって、「非CAD」メンバーを含む、プロジェクトチーム全員が製品開発プロセスに参加しやすくなります。
ネイティブのCATIA V5/V4、Pro/EまたはAutodesk Inventorファイルを受け取っているものの、対応するプログラム/インターフェースを持っていなかったユーザーも、パートナーに共通の交換フォーマットを要求することなく、これらのファイルを表示・分析できるようになりました。これにより時間が節約され、パートナーとスムーズなコミュニケーションが可能となります。
ネイティブCADファイルを一般的な3D交換フォーマットに変換する機能を備えた新しい3D-NativeCAD Converterは、3D-Toolの使い勝手を新たな次元に押し上げました。ユーザーは、既存のCADプログラムで3D CADデータを変換し、使用することができます。
ネイティブCADファイルの表示と変換機能を備えた3D-Tool Premiumをリリースした後、3D-Tool社のチームは次の結果に気づきました:
-
多くの既存ユーザーが3D-Toolのライセンスをすぐに新しいプレミアムバージョンにアップグレード
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製品の問い合わせとトライアルライセンスの大幅な増加
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新規プレミアム顧客の増加
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変換の品質とスピードに関する、ユーザーからの好意的なフィードバック
重要な洞察
解決策
3D InterOpを実装することで実現した3D-NativeCAD Converterの
ネイティブCADファイルを一般的な3D交換形式に変換する機能は、
3D-Toolの使い勝手を新たな次元に押し上げました。
現在、ユーザーは様々な3D CADデータを変換し、
既存のCADプログラムで使用することができます。
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