3Dモデリング
私たちは、ACISと共にジオメトリ・カーネルの開発のパイオニアであることを誇りに思っています。現在では、お客様の3Dジオメトリ表現のニーズをサポートするソリューションを提供しています。連続B-Repモデラー、離散B-Repモデラーを問わず、お客様のアプリケーション固有のニーズに対応するソリューションをご用意しています。
もっと読むAutoCADでSTPファイルを扱う場合、これはネイティブ形式として開くのではなく、インポートするワークフローになります。AutoCADはSTEPデータをDWGデータに変換し、STEPをネイティブの編集形式として直接扱うわけではありません。Autodeskの仕様では、STEP(*.ste、*.stp、*.step)はインポート可能なファイル形式としてサポートされています。
.dwgファイルは、Autodeskが開発した独自のCADファイル形式で、2D/3Dの設計データやメタデータを格納します。DWGはAutoCADのネイティブな作業形式であるため、STEPデータをAutoCADで扱うには、DWGで利用可能なジオメトリへ変換する必要があります。
3D InterOpは、エンジニアリングソフトウェア開発者向けに、30種類以上のCADフォーマットの読み書きを可能にするSDKです。
STPファイルをインポートする前に、3D Modelingワークスペースで作業していることを確認してください。
インポート処理はAutoCADのデータ変換パイプラインを介して実行されます。そのため、STEPファイルが単独のSTEPモデルとして開かれるのではなく、現在開いている図面に変換データが取り込まれる形になります。
注: STEPインポートはAutoCAD LTでは利用できません。Autodeskによると、AutoCAD LTでインポートできるのはWMF、DGN、DXFファイルです。.stpまたは.stepファイルを扱うには、通常版のAutoCAD、または別の対応ワークフローが必要です。

ステップ 1: 「Insert」タブを選択します。
ステップ 2: 「Import」パネルを探し、「Import」をクリックします。
ステップ3:ファイルダイアログでインポートするSTPファイルを選択し、「Open」をクリックします。

AutoCADの操作に慣れている場合は、コマンドラインを使う方法が便利です。。
ステップ1: コマンドラインを開きます。Windowsでは Ctrl+9、Macでは Cmd+3 を使用します。
ステップ 2: コマンドラインに IMPORT と入力してEnter(MacではReturn)を押します。
ステップ 3: ファイルダイアログでSTPファイルを選択し、「Open」をクリックします。
Autodeskのサポート文書でも、STEPファイルのインポートには IMPORT コマンドを使用する方法が案内されています。
%20files.jpg?width=609&height=171&name=AutoCAD%20opens%20STEP%20(STP)%20files.jpg)
STPファイルを選択して「Open」をクリックすると、STEPデータのインポート処理が開始されます。
インポート処理の開始を示すウィンドウが表示される場合があります。このウィンドウは閉じても問題ありません。AutoCADではインポート処理がバックグラウンドで実行され、処理が完了すると通知バブルが表示されます。
通知に表示されたファイル名をクリックすると、インポートされたデータが現在の図面に挿入されます。
通知バブルを閉じてしまった場合は、ステータスバーのインポートアイコンを右クリックし、「Insert」を選択して挿入することもできます。
注: インポート処理が完了しただけでは、ジオメトリが画面上に表示されない場合があります。その場合は、通知に表示されたファイル名、または通知アイコンからインポートデータを図面に挿入してください。
STPファイルのインポートで発生する問題には、比較的単純なものもあります。たとえば、ファイルが破損している、マシンのメモリや処理能力が不足している、あるいは元のCADモデルに変換が難しいジオメトリが含まれている、といったケースです。
STEPはネイティブ形式ではなくデータ交換フォーマットからの変換として処理されるため、ソースモデルの品質やAutoCADのトランスレータによっては、ジオメトリやメタデータに問題が生じることがあります。
代表的な問題には、次のようなものがあります。
AutoCADはSTPファイルをネイティブな作業形式として読み書きするわけではありません。
IIMPORT コマンドでSTEPファイルを指定すると、AutoCADに組み込まれたトランスレータがSTEPエンティティをAutoCADで利用可能なDWG互換のジオメトリへ変換します。
つまり、最終的に得られるのは「編集可能なSTEPモデル」ではなく、現在の図面に取り込まれたDWGデータです。
この違いを理解しておくことは重要です。CADデータ交換に伴う一般的な制約として、変換時には以下のような問題が発生する可能性があります。
ジオメトリの変換エラー
メタデータの欠落
モデル構造の変化
CADフォーマットやバージョン間の互換性による差異
STEPデータの形状忠実度や相互運用性をより厳密に管理する必要がある場合は、専用のCAD変換技術を利用することで、インポート処理をより細かく制御できます。
STEPインポートをアプリケーションのより広範なCADデータ相互運用ワークフローの一部として実装する場合、あるいはAutoCADの標準トランスレータでは十分な制御ができない場合は、Spatialの3D InterOp SDKを利用できます。
3D InterOpは、AP203、AP214、AP242を含むSTEPファイルを読み込み、ACIS、CGM、Parasolidなどのジオメトリカーネルで利用可能なネイティブジオメトリを生成します。
これにより、インポートしたSTEPデータを、対象アプリケーションでネイティブに作成されたモデルと同様に扱うことができます。そのため、追加の変換処理を行わなくても、以下のような後工程で利用できます。
モデリングカーネルに対するジオメトリクエリ
ブーリアン演算
メッシュ生成
B-repの処理・解析
自動ヒーリングによる形状・トポロジーの修復
CADデータ交換では、異なるCADシステム間の変換によってジオメトリやトポロジーの不整合が蓄積することがあります。
3D InterOpでは、インポート時に自動ヒーリングを行い、こうした問題を修復します。ヒーリング処理は主に次の3つの領域を対象とします。
トポロジー修復
重複・オーバーラップする頂点を除去します。また、パラメトリック曲線上で大きな不連続が存在するエッジを分割し、対象モデリングカーネルの連続性ルールに適合するようにします。
ジオメトリ最適化
エッジ、コエッジ、フェイスに含まれる自己交差や不規則な曲線・サーフェスを再構築します。また、基礎サーフェスのトリミングやサブセット化を行い、対象カーネルのルールに適合するよう調整します。なお、ヒーリングによって元のモデル形状そのものを変更することはありません。
ループの不整合など、B-repを構成する構造上の問題を修正します
目的は、設計者の意図した形状を維持しながら、ターゲットとなるモデリングカーネルが正しく解釈・処理できる品質のモデルを生成することです。
3D InterOpは、PMI(製品製造情報)についても、グラフィカル形式とセマンティック形式の双方をサポートしています。
特にSTEP AP242では、3Dジオメトリとのアソシエーションを維持した状態でPMIの読み書きが可能です。対応する情報には、以下が含まれます。
寸法
公差
GD&T(幾何公差)
データム参照
3Dモデルに関連付けられたアノテーション
同様のPMI対応は、CATIA V5、NX、Creo、SOLIDWORKS、JTなどのフォーマットについても提供されています。
3D InterOpのSelective Import APIを利用すると、アプリケーションが必要とするデータだけを選択して読み込めます。
たとえば、以下を個別に扱うことができます。
プロダクト構造
テッセレーションされたジオメトリ
正確なB-repジオメトリ
製造情報(PMI)
必要なデータだけをロードすることで、メモリ使用量や処理性能を最適化し、ユーザーに実際に必要なデータだけをアプリケーションへ渡すことができます。
3D InterOpは、モデルを再インポート・再変換した際にも、トポロジー要素の識別子を安定して維持できる仕組みを提供します。
これは、モデルが更新された際に、特定のフェイス、エッジ、その他のトポロジー要素を追跡する必要があるアプリケーションにとって重要です。
3D InterOpは、30種類以上のCAD、BIM、メッシュ、可視化フォーマットの読み書きをサポートしています。
そのため、STEPを単独で扱うだけでなく、以下のようなネイティブCADフォーマットや中間フォーマットを組み合わせた、より包括的なデータ相互運用パイプラインを構築できます。
CATIA
NX
SOLIDWORKS
Creo
Inventor
IGES
JT
3D XML
STEP
STEPの読み込みは、このようなCADデータ相互運用パイプラインの一工程として位置付けることができます。
👉 関連情報: STPファイルとは
20年以上にわたり、300社以上の企業が3D InterOpを使用しています。
評価依頼はこちら
私たちは、ACISと共にジオメトリ・カーネルの開発のパイオニアであることを誇りに思っています。現在では、お客様の3Dジオメトリ表現のニーズをサポートするソリューションを提供しています。連続B-Repモデラー、離散B-Repモデラーを問わず、お客様のアプリケーション固有のニーズに対応するソリューションをご用意しています。
もっと読むCAD相互運用SDKを提供した最初の企業として、当社は現在、データを変換し、主要なCADファイルとメタデータを読み取るための業界をリードするソリューションを提供しています。インポートした3Dデータを、自社のアプリケーションでネイティブに作成したかのように扱ったり、データをさまざまなCADフォーマットにエクスポートしたりすることができます。
もっと読むHOOPSの3DビジュアライゼーションSDKを使って、高性能でインタラクティブなビジュアライゼーションを作成しましょう。HOOPSのソリューションにより、3Dアプリケーションを作成するための、業界で最も強力でポータブル、かつ完全なグラフィックス開発コンポーネントを利用できます。
もっと読むCAE用メッシングSDKでシミュレーションの精度とパフォーマンスを向上。あらゆるCAEワークフローにおいて、正確でパフォーマンスの高いシミュレーションを保証する制御を備えた自動的で信頼性の高いメッシングを体験してください。
もっと読む包括的な3Dアプリケーション開発フレームワークであるApplication Graphics Manager(AGM)により、市場投入までの時間を短縮し、コストを削減できます。
もっと読む
電磁界解析ソフトウェア:JMAG(開発元:㈱JSOL)は、3D形状処理、信頼性の高い多様なCADデータ形式の取込、対話的操作、解析に不要な細部形状を除去する機能を必要としていました
COSCOM社は、CNC加工プロセスにおける衝突検知や機械シミュレーションの精度を維持しながら、デジタルツインアプリケーションで扱う膨大なCADデータ量を効率的に管理できるソリューションを必要としていました
データ処理・原価計算ソフトのクラウド移行には、信頼性の高いCADデータ変換機能が不可欠でした
Treble Technologies社 は、スペイシャルの Meshing SDK によりシミュレーションを高速化し、大規模で高精度な音響解析を実現しました
大手CADコンテンツのサプライヤであるTraceParts社は、オンラインの3D部品ビューアに、高度な3D可視化技術を統合し、注文プロセスにおける直感的なユーザーエクスペリエンスを提供
COSCOM社は、CNC加工プロセスにおける衝突検知や機械シミュレーションの精度を維持しながら、デジタルツインアプリケーションで扱う膨大なCADデータ量を効率的に管理できるソリューションを必要としていました
データ処理・原価計算ソフトのクラウド移行には、信頼性の高いCADデータ変換機能が不可欠でした
Treble Technologies社 は、スペイシャルの Meshing SDK によりシミュレーションを高速化し、大規模で高精度な音響解析を実現しました
大手CADコンテンツのサプライヤであるTraceParts社は、オンラインの3D部品ビューアに、高度な3D可視化技術を統合し、注文プロセスにおける直感的なユーザーエクスペリエンスを提供