概要
中国のBIM技術のリーダーであるLubansoft社は、自社のソフトウェアに堅牢で機能の充実した3Dモデリングカーネルを必要としていました。
彼らは、より多くの機能を必要とし、運用上の支障を削減したいと考えていました。
3D ACIS Modelerの導入で、Lubansoft社のアプリケーションは、何千もの導入実績に基づく堅牢性のメリットが備わり、安定性と性能を大幅に向上することができました。
Lubansoft社 は、3D ACIS Modeler と HOOPS Visualize の導入で、製品開発の単純化、市場投入までの時間の短縮、製品競争力の向上、製品ラインの拡大、顧客満足度の向上を実現しました。
Lubansoftは、建設用BIMソフトウェアおよびサービスの専門プロバイダーです。スペイシャルとの10年を超える協力を通じて、Lubansoftは世界最高水準の3Dモデリングカーネルとグラフィックプラットフォームを活用し、高付加価値の専門的なアプリケーションの開発に研究開発エネルギーを注ぐことができました。スペイシャルのSDKの活用で、製品の競争力が向上し、ソフトウェア開発のペースが加速し、市場投入までの時間が短縮されました。
会社概要
Lubansoft社の企業規模のビル情報管理(BIM)システム(Luban PDS)は、建設業界のプロジェクト管理の全プロセスに、最先端のBIM技術を適用した、革新的なエンジニアリング向け基本データプラットフォームです。
Lubansoft社のBIMアプリケーションはモバイルに対応しており、クライアントは建設業界のモバイルオフィスニーズを満たすことができます。
Lubansoft社は2001年に設立され、中国国内のBIM技術の研究、開発、普及に注力しています。同社は建設段階のBIM技術プロジェクトに集中し、さらに企業規模のソリューションの研究開発とサービスを提供しています。
Luban PDSに加え、同社は3D BIMモデルの作成、作業量の計算、可視化などに使用される、Luban Architecture、Luban Steelなど、多数の専用クライアントアプリケーションを開発していましたが、同社のモデリングや計算シリーズ製品の大半はAutoCADをベースにしていました。
しかし、AutoCADの3Dモデリングと可視化には限界があるため、同社は現在、3D BIMモデルの作成、ブーリアン演算、体積計算、その他の幾何演算にスペイシャルの3D ACIS Modelerを使用し、複雑なモデルの表示にはスペイシャルのHOOPS Visualizeと統合しています。
課題
産業用途で、堅牢性が高い3Dモデリングと可視化を求めて
モデリング・カーネル
当初Lubansoft ArchitectureはAutoCADに組み込まれている3Dモデリング機能を利用していましたが、AutoCADの強みは3Dモデリングエンジンでは無く、2D描画プラットフォームです。
AutoCADの3Dモデリング・カーネルは、堅牢性に欠け、機能も限られていたため、Luban Architectureのパフォーマンスに影響を与えるだけでなく、ブーリアン演算の問題も多発しました。
機能不足と操作性の問題は、計算の精度とプログラムの安定性に影響を与えました。そのため、AutoCADの3Dモデリングエンジンに代わる、より安定し、機能の揃った3Dモデリングカーネルの導入が急務となっていました。
可視化
Lubansoft社の主力製品は、AutoCADカーネルの基盤の上に構築されていました。限られた3Dモデリング機能と共に、3D可視化における能力も非常に限られていました。
例えば、20階建てのビルのような比較的複雑な3D BIMモデルを表示すると、性能が低下します。このような複雑な3D BIMモデルを効果的に表示する能力がないため、Lubansoft社は競争上不利な立場に置かれていました。
顧客のニーズは高まり、Lubansoft社は、3D BIMモデルのデータと関連機能を管理するために、サードパーティの設計ソフトウェアに依存しないプラットフォームを開発する必要がありました。
このプラットフォームは、複雑な3D BIMモデルを効率的に表示し、パッケージフィルタリング、シーンローミング、切断面、アニメーションなどの操作を効率的に実行可能で有ることが条件でした。
解決策
モデリング・カーネル
3Dモデリング・カーネルとしてのAutoCADの欠点を考慮し、Lubansoft社の開発チームはAutoCADの3Dモデリング・カーネルを3D ACIS Modelerに置き換えました。
3D ACIS Modelerは、30年以上にわたって3Dモデリング・カーネル市場をリードし、BIM業界のニーズを満たす強力なモデリング機能を提供してきました。
世界中で200万シート以上のライセンス数実績を持つこのソリューションに移行することで、Lubansoft社のアプリケーションは、何千もの利用実績にもとづく堅牢性を備え、安定性と性能を大幅に向上できます。
BIM業界は、安定した信頼性の高いブール演算へのアクセスを必要としています。3D ACIS Modelerのブール関数は、幅広いブール演算をサポートしています。最も複雑なブール演算のために、3D ACIS Modelerは強力なインクリメンタルブール演算機能を備えています。
このインクリメンタルルーチンは、強力なモデル検査と修復機能にアクセスできるため、モデリングの問題によって生じたエラーを効果的に検査し、修正することが可能で、フォローアップのブール演算の成功率と効率を高めることができます。
3D ACIS Modelerのマルチスレッド対応により、Lubansoftアプリケーションは、異なるレイヤーの作成やブール演算などの操作を迅速に実行できます。また、CGM Polyhedra Modelerを統合することにより、統合されたAPIインターフェースを介して、正確な表現を実現し、多面体形状を同時に処理することもできます。
可視化
既存のソリューションでは可視化機能に限界があったため、Lubansoft社はLuban PDSシステムプラットフォームと、3D BIMモデルを閲覧する必要のある関連アプリケーションにHOOPS Visualizeを組み込みました。
HOOPS Visualizeの強力な大規模モデル可視化機能は、複雑な3D BIMモデルの可視化に特に適しています。
HOOPS Visualizeは、影付け、粒状化、透明度、非写実的レンダリング、および色調に基づくその他のグラフィック効果のような、さまざまな高いレベルの視覚的機能を提供しています。
結果
製品開発を単純化し、市場投入までの時間を短縮
スペイシャルの 3D ACIS Modeler と HOOPS Visualize コンポーネントのライセンスを取得することで、Lubansoft 社は開発作業を大幅に単純化し、リソースを削減し、アプリケーションの納期を短縮しました。Lubansoft社は現在、新しいアプリケーションの開発を最短6ヶ月で完了することができます。
製品競争力の向上
ACISモデリング・カーネルを標準化したことで、計算製品の安定性と性能が向上し、計算精度が向上しました。PC、モバイルプラットフォームを問わず、Lubansoft社は大規模なシーンの3D BIMモデルをスムーズかつ柔軟に処理することができ、製品へのアクセシビリティを向上させています。
製品ラインの拡大
オリジナル製品のモデリングエンジンの限界は、製品の性能だけでなく、製品ラインの幅も制限していました。以前、Lubansoft社の製品は主に土木計算機用と鉄筋計算用アプリケーション製品のみでした。
現在、同社は12種類の専用アプリケーションを備えた完全なBIMシステム・プラットフォームを開発しています。スペイシャルのツールキットが提供する新たな機能により、Lubansoft社は100以上のアプリケーションポイントをカバーする製品を開発し、建設プロジェクトのあらゆる段階に及んでいます。
顧客満足度の向上
3D ACIS Modeler、CGM Polyhedra、HOOPS Visualizeをベースとした新しいLuban BIMシステムは、より幅広い顧客のアプリケーションをサポートし、幅広いプラットフォームで利用できるようになりました。
これによって、より高い安定性とパフォーマンスを提供できるようになり、Lubansoft社の顧客満足度は大幅に向上しました。

重要な洞察
解決策
スペイシャルの3Dソフトウェアツールキットを同社のBIMソフトウェアスイートに組み込むことで、Lubansoft社は設計品質の向上、設計ミスの削減、作業量コストデータの取得と分析を実現し、
建設、運用、保守の全プロセスをサポートすることができました。
このように3D BIMモデルの品質が向上することで、ユーザーは保証された品質レベルと予算内で、
建設プロジェクトをタイムリーに完成させることができます。
さらに、スペイシャルのツールキットによって、Lubansoft社は、デスクトップ、タブレット、携帯電話など、
オフィスから現場までのコラボレーションを実現するプラットフォームを構築することができました。
その他のお客様事例を探す
当社の業界をリードするSDKが、さまざまな業種の無数のビジネスをどのように支援してきたのかその他のケーススタディをご覧ください
株式会社JSOL は SDK を統合して活用することで、JMAG のソフトウェア開発を約10年分加速
電磁界解析ソフトウェア:JMAG(開発元:㈱JSOL)は、3D形状処理、信頼性の高い多様なCADデータ形式の取込、対話的操作、解析に不要な細部形状を除去する機能を必要としていました
COSCOM社、CADデータ削減技術でCNCデジタルツインを最適化
COSCOM社は、CNC加工プロセスにおける衝突検知や機械シミュレーションの精度を維持しながら、デジタルツインアプリケーションで扱う膨大なCADデータ量を効率的に管理できるソリューションを必要としていました
Simus Systems社は、3D InterOpを活用してクラウド型の原価計算とCAD形状分類を実現
データ処理・原価計算ソフトのクラウド移行には、信頼性の高いCADデータ変換機能が不可欠でした
Treble Technologies社、3D音響メッシングでシミュレーションを大幅効率化
Treble Technologies社は、スペイシャルの Meshing SDK によりシミュレーションを高速化し、大規模で高精度な音響解析を実現しました
TraceParts社、3D Webビューア機能の強化でデジタル製造における顧客体験をを向上
大手CADコンテンツのサプライヤであるTraceParts社は、オンラインの3D部品ビューアに、高度な3D可視化技術を統合し、注文プロセスにおける直感的なユーザーエクスペリエンスを提供
Prototek社、デジタル製造のための高精度な即時自動見積を実現
Prototek IQにおける高度な形状解析、幅広いCAD形式対応、高品質なWeb可視化をスペイシャルSDKで実現し、ソフトウェア強化を加速、顧客のデジタル製造プロセスを合理化
Coreform社、メッシュ前処理を最大90%削減する次世代CAEをリリース
Coreform社は、CAEにおける精度や結果を妥協することなく従来のメッシュ処理の複雑さを解消し、CAD形状の取り込みから解析準備までを大幅効率化
LK Metrology社、既存精密測定アプリを拡張し、次世代に対応
LK Metrology社は、三次元精密測定機の性能拡張を目指し、スペイシャルとの開発パートナーシップを通じてアプリケーションの中核機能を向上
Staubli社、変化する市場に対応する拡張性でロボットアプリを強化
CGM Modeler採用により、Staubli Robotics Suite 2022が高度な自動化シナリオに対応
ABB社、生産ラインを停止する事無くロボットプログラミングを実現
ABBのロボティクス部門は、PCベースのプログラミングツール「RobotStudio」を活用し、生産ラインを停止することなく生産性を向上
Dukin社、開発コストを50%削減
Dukin社は3D ACIS Modelerを活用し、コア技術に注力することでソリッドモデリングに要する時間を短縮することで新製品開発を加速
EskoArtwork社、後工程向け CAD モデルの準備作業を大幅に効率化
EskoArtwork社のArtiosCADはモデルインポート機能を強化し、社内リソースに負担をかけることなく競争力を強化
FCC社、製造処理時間を20倍に高速化
板金加工向けCAMソフトウェアのリーディングプロバイダーが、堅牢なモデリングとシミュレーションの基盤として3D ACIS Modeler を採用
FVA社、新規および更新CADフォーマットへの対応を加速
高度なシミュレーションとギヤボックス部品の詳細解析を可能にするソリューションで、ドライブライン業界を支援
IMSI社、新機能の市場投入スピードを加速
IMSI/Design は ACIS の最新版を迅速に統合し、12〜15 か月ごとに新しいTurboCAD をリリース
InnovMetric社、ファイル変換エラーをほぼ 100% 排除
スペイシャルの3D InterOp を採用し、PolyWorks® に業界トップクラスのCADトランスレータを統合して自動車・航空宇宙分野の顧客を支援
Lubansoft社、設計品質を向上し高コストエラーを削減
3D ACIS Modeler と HOOPS Visualize の活用により、BIM ソフトウェアの設計精度と信頼性を強化
株式会社 ミツトヨ、3D InterOpでファイル変換能力を大幅強化
株式会社 ミツトヨは、スペイシャル技術の活用範囲を機械構成など組織内の他部門へ拡大
日軽情報システム株式会社 、CAD設計ソフトウェアのファイルサイズを30%削減
3D ACIS ModelerとHOOPS Visualizeを活用し次世代の外構・造園CADを開発
Renishaw社、STLファイル修復作業ニーズを大幅に削減
Renishaw社は、スペイシャルSDK を QuantAM 2017 に組み込み、設計意図を損なわずに、部品を一度で正確に製造できる環境を実現
SAMIN社、ACIS 3Dカーネルを選択し3D精度管理システムを開発
スペイシャルコンポーネントを活用し、アジアの造船市場の厳しい基準に応える3D精度管理システムを2008年世界初リリース
Virtual Motion社、開発時間を50%短縮
Virtual Motion社、3D ACISモデリングエンジンとAGM・HOOPS Visualizeを活用しDAFUL開発を加速、新製品を迅速に市場投入
XEOMETRIC社、ブレンド処理と正確な隠線消去を高速化
XEOMETRIC社、3D ACIS Modelerと3D InterOpで建設・機械設計向け2D/3D CADソフトの機能を強化
川崎重工業、スペイシャルSDKスイートの統合で幾何処理と可視化の学習工数を削減し、「neoROSET」の開発を加速
製造自動化プロセスの最適化を目指す川崎重工業にとって、自社のオフライン·ロボットプログラミング機能の高度化の実現に、より進化した3Dモデリングと可視化技術の導入が不可欠でした